リキャストタイムについてまとめてみました。
・リキャストの算出は
Excel的に書けば
(再詠唱時間-固定)*(1-装備ヘイスト-魔法ヘイスト)*(1-FC/2)*(アビリティ)
・任意のヘイスト値からの短縮下限に必要なファストリキャスト算出は
例 1-(0.2/(1-0.25-0.4375))=0.36
FRC0.36*2=FC0.72
必要なファストキャストは72
再詠唱時間×0.2
INT(FC5/2)=2
INT(FC5/2)/100=0.02
固定短縮枠
固定短縮
例 空蝉弐45-短縮1=44
※この枠内は加算されます
固定短縮枠は魔法などの再詠唱時間からそのまま数値を引くことになります。
例えば
空蝉の術弐の場合、再詠唱時間45秒が44秒になるということですね。
歌再詠唱間隔-装備はこの枠になります。
後述する特性枠の装備と混合してわかりにくいのでご注意を。
ヘイスト枠
ヘイスト
例 スタン45*(1-装備0.25-魔法0.4375)=14.0625
※この枠内は加算されます
ヘイスト枠は装備ヘイストといわゆる魔法ヘイスト枠を扱います。
・装備ヘイスト
装備ヘイストは1024分率であるというのが定説。
これについての詳しい内容は後述します。
・魔法ヘイスト
魔法ヘイストもまた1024分率であるというのが定説。
用語辞典からの引用になりますが一応頻度の高そうな魔法の数値を載せておきます。
ヘイスト 150/1024 約14.9%
ヘイストII 307/1024 約29.9%
インデ/ジオヘイスト(キャップ時) 風水魔法+5で3約5.4% / +10で約40.9%
進撃マーチ(キャップ時) +7で約17.9% / +8で約18.9%
凱旋マーチ(キャップ時) +7で約27.1% / +8で約28.6%
戴冠マーチ(キャップ時) +3で約15.8% / +4で約17.0%
これについてはいずれ調べてみたいと思います
特性枠
特性
例 スタン45*(1-FC0.8/2)
※この枠内は加算されます
特性枠はファストキャストやディバインベニゾンといった特性、またはファストキャスト装備や再詠唱短縮装備などが反映されます。
・ファストキャスト
ファストキャスト(FC)の半分がファストリキャスト(FRC)になりますが、おそらく端数は切り下げて処理されます。
FCが15でしたら半分は7.5ですが落とされて7になるということですね。
例 INT(FC15/2)/100=FRC0.07
このあたりも詳しくは後述します。
・ディバインベニゾン
特性枠内で加算できます。
例 イレース15*(1-装備0.25)*(1-FC0.8/2-DB0.5/2)=3.9375
※DB=ディバインベニゾン
・再詠唱短縮装備
特性枠内なのでFCが上限であってもそこからさらに引くことができます。
例 75*(1-装備0.25)*(1-FC0.8/2)=33.75
ここに再詠唱短縮-装備を加えると
75*(1-装備0.25)*((1-FC0.8/2)-短縮14)=25.3125
アビリティ枠
アビリティ
例 スタン45*八双1.5=67.5
※この枠内は乗算されます
アビリティ枠はグリモア、ナイチンゲールなどの時間短縮、またはコンポージャー、八双などの時間延長などはこの枠になります。
・グリモア
白、もしくは黒のグリモア使用時は10％短縮。
しかし、上限が25なのでＰＤボード、ＡＣローファーなどを併用しても25以上にはなりません。
電光石火、疾風迅雷の書はそれぞれに対応している魔法のリキャストを50%早めることができますがグリモア効果10%と重複することはありません。
また、ＰＤローファーなどを装備している場合は天候と同属性の魔法に限り効果＋の数値が50%に加算されます。
再詠唱短縮上限も80%から90に上がります。
（ＰＤローファー+3装備時、疾雷の陣などで雷天候がある状態のスタンに対する疾風迅雷のリキャスト短縮効果は68、再詠唱短縮上限は80％から90になります。)
※再詠唱短縮上限は90のままです。98にはなりません。
例 スタン45*(1-装備0.25-魔法0.4375)*(1-FC0.8/2)*(1-疾風0.68)=2.7
スタンの詠唱短縮上限 45*(1-疾風効果0.9)=4.5
MAX(2.7,下限4.5)=スタンのリキャストは4.5
・八双/星眼
八双/星眼は再詠唱時間が50%延長されます
アビリティ枠内は乗算されるので他の延長効果があればより多く延長されます。
例 45*(コンポージャー1.25*八双1.5)=84.375
再詠唱短縮上限を超えることはできません。
例 歌24*(1-装備0.25-魔法0.4375)*(1-FC0.8/2)*(ナイチン0.5)=2.25
歌24*0.2=4.8
MAX(2,25,下限4.8)=4.8
検証とその他
検証
・ファストキャストによるファストリキャストは端数切り捨てかどうか。
情報によってまちまちだったり言及されてなかったりしてるようなので検証してみました。
まず検証するにあたり、リキャストを正確に取ることは難しいと思うかもしれませんが実はそうでもありません。
詠唱し始めてから/recastを普通に連打していれば短縮した数値は比較的容易に確認することができます。
例えば再詠唱時間が45秒の魔法を装備ヘイスト25%とファストキャスト32で詠唱した場合の再詠唱時間は
「 45*(1-0.25)*(1-0.32/2)=28.0125 」 になります。
27秒になるまでに0.125しか猶予がなければ28秒を表示させるのは人の作業では困難を極めるはず。
しかし、実際に観測してみると
このようにちゃんと短縮させた値が返ってきます。
数回行ったうちの一度ではなくて何度しても最初の時間は短縮させた値以上のものも以下のものも観測はできませんでした。
ラグの影響で時計が動き出す前の値を拾いやすいのではないのかなと推測。
アビリティなどを使えばわかりやすいですね。
上記を踏まえた上で以下を検証。
再詠唱時間45秒の魔法を装備ヘイスト25とファストキャスト1～80でリキャスト算出。
閾値、1の位が変わるタイミングを検出。
青がファストキャストが奇数、緑が偶数です。
これを抽出し、ファストキャストをファストリキャストに換算したものと切り捨て換算したもの、さらに実測値を加えたのがこちら
どうやらファストキャストの端数は切り捨て処理されているとみてよさそうです。
ヘイスト1024分率
これについてはご存じの方も多いと思いますが、例えば装備アイテムに表記されているヘイストの値は100分率ではなくて1024分率であろうことが定説となっています。
ヘイストだけではなく他にも色々とあるのですが、例えば○○ダメージ－といったカット装備も256分率とされていて100分率ではありません。
このことについて軽く触れてみたいと思います
ヘイスト5%。 これを1024分率で表すなら0.05×1024=51.2
この端数をおとして51としているから表記されている数値よりも低くなり装備に表記されている値で25％にしても上限には届かないわけですね。
51/1024=0.0498046875 約4.98%になり、このわずかな差が積もっていく。
リキャストもこれに影響を受けるので時間が変わることがあります。
しかし、最近の装備は大丈夫そうだと見聞きすることが多いように今回の検証では目立って検出はされませんでした。
逆に繰り上がっている装備もあります。 守りの指輪が有名ですね。
今回の検証によってヘイスト装備で確認できたのはエメットハーネス+1とテンパスフジットが繰り上がっているようでした。
小数点以下
リキャストのコマンドでは小数点以下は返ってこないのでこれがゲーム内で影響があるのかは確認ができません。
用語辞典によるとリキャストはキャスト係数により0.25でカウントがされているとありますがどうなのでしょう。
私はツールを導入していないのでわかりませんがツールを用いれば返ってきているのかな？
0.99の影響は録画でもして1フレーム毎に見ていけば確認できるかもしれないですね。
まとめ
まとめ
リキャストについて
短縮上限は再詠唱時間の20%
<枠>
固定、ヘイスト、特性、アビリティの4枠を用いて算出
各枠内ではアビリティは乗算、それ以外は加算
<ファストリキャスト>
ファストリキャストはファストキャストの切り捨て1/2
<1024分率>
ヘイストは1024分率を留意
<小数点以下>
小数点以下は判断できず
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